「君の名前で僕を呼んで」に夢中! ~その2~

最初は「Later!」が口癖の素っ気ないオリヴァーに好印象を持っていなかったエリオが段々変化して行く様、素っ気ない仕草の中にちらりと見せるオリヴァーの微妙なまなざし。
二人が気持ちを探り合い、確信へと変化する際エリオが見上げた教会の十字架、二人が首に掛けるユダヤ教のシンボル。

そして別れの悲しさを経て冬。
突然のオリヴァーからの電話に半分冗談っぽく「結婚するのか?」と聞いたところ、それが真実で祝福の言葉を言いながら暖炉の炎を見つめながら見せるエリオのエンドロールでの表情・・・。

それらが頭の中でグルグル回っていました。
そして2回目、最も官能的な場面は二人が結ばれるシーンではなく、そうなる深夜の約束を待つまでのエリオの態度だと感じました。

夜までの長い時間、ワクワク感とやるせなさ、怖さを紛らわすため女友達を屋根裏に誘います。

その若さゆえの残酷さ。
それが分別を持ってしまった大人が得られない官能であり、エンドロールで彼の肩に止まる蠅はやがて朽ちて行く肉体と精神の美を暗示しているのかも知れない。

ふと、私をはじめ多くの女性が「若くありたい。」とエイジングケアに心を砕くのは化石の様に残る少女のままのメンタリテイーと外見の整合性を保ちたいからでは?と思いました。

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